アルカンCD第3弾&リサイタルのおしらせ

Twitterなどで告知して参りましたが、いよいよ明日チケット発売ということで改めておしらせをば。

今年も(私にとって)アルカンの秋がやってきます。10月にCD発売、そして11月24日リサイタル、よろしくお願いいたします。

CD第3弾では、『すべての短調による12の練習曲』がついに完結! 《交響曲》《協奏曲》ときて、今回のタイトルは……《風のように》となりました。短調練習曲の第1番でタイトル曲にもなった「風のように」(鉄道より速い風)と、『悲愴な様式による3つの曲』から「風」(延々半音階で寒々しい風)、アルカンによるふたつのまったく違う「風」の音楽が入っています。

いま世界的にアルカン一番人気の作品と言っても良いでしょう、イソップ寓話の作者とされるあのイソップの逸話をもとにした素敵に変な「イソップの饗宴」ももちろん収録。今回、すべての曲にタイトルがついているということもあって、(内容的には暗いものが多いのですが)体感的に今までで最も「楽しい」CDになっていると思います。ギリシャあり悪魔ありグレゴリオ聖歌あり犬あり。

そして、3枚をあわせて聴いていただけますと、『すべての短調による12の練習曲』が網羅できるのはもちろん、あの曲とこの曲のあんな部分がなんとなく頭で結びついてきて、音楽に表れている彼の世界観のようなものが徐々に身近になってくるのを発見していただけるのでは、などと思っております。ほら、これを機にあなたもアルカンの虜に……。

ぜひぜひお手に取ってみてくださいませ!

そしてオールアルカン・リサイタルの方はいよいよvol.4です。チケットは明日から発売! 詳細&プレイガイドはこちらから。今年からくすのきホールでの開催となり、指定席制になりますのでお気をつけくださいませ。新宿から15分というアクセスの良さと響きの豊かさ、良いホールなのです。

重ねてになりますが、今年もアルカンの秋をどうぞよろしくお願いいたします。

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