アルカン生誕200年コンサート(11月下旬)

知られざる作品を広める会の主催により、『アルカン生誕200年記念コンサート(全3公演)』の開催が決定いたしました。(チケットぴあ

11月28日(木)、東京文化会館の小ホールにて昼・夜の2公演、そして30日(土)(ちょうどアルカンの誕生日)、こちらは杉並の勤労福祉会館ホール(マップ)にて夕方1公演。私はこちら3公演とも出演!

11月28日は岸本雅美さん、仲道祐子さん、広瀬悦子さん、山田武彦さんという本当にすばらしいピアニストが集っての演奏会。知られざる作品を広める会の代表谷戸さんが《性格的小品の王者》というサブタイトルをつけて組まれたプログラムは、アルカンの本質に迫るものになっています。『12ヶ月集』や歌曲集や前奏曲集からの抜粋のほか、夜想曲やカプリッチョ、その他の少しめずらしい小品などなど盛りだくさん。

私は『エスキス』の全曲を、昼の部と夜の部、前後半に分けて演奏いたします!

アルカンは小品作家として右に出る者がないほど優れていると個人的に考えてきたのですが、今回その思いを共有する谷戸さんにこうしたプログラムを打ち出していただけたのは大きな喜びです!

昼の部(2000円/自由席)は13時開演、そして夜の部(3000円/自由席)は18時開演。

11月30日はバースデイ・コンサートということで、室内楽と編曲モノ中心。ヴァイオリンとピアノの『協奏的大二重奏曲』、チェロとピアノの『演奏会用ソナタ』、そして『ピアノ三重奏曲』を3曲まとめて。瀬崎明日香さん(Vn.)、上森翔平さん(Vc.)、菊池裕介さん(Pf.)という間違いなしのメンバーです。

そしてモーツァルトの協奏曲をはじめ、バッハ、ハイドン、ウェーバーなどの曲をアルカンが編曲した作品。こちらの演奏は島田彩乃さん。

根っからの鍵盤楽器奏者であったアルカンの室内楽と編曲作品という組み合わせは、他の楽器へのアルカンのアプローチの仕方を露わにし、翻って彼のピアノ書法に対する新たな気付きを与えてくれるのでは、と期待がふくらみます。

そして私はこの日は『大ソナタ』から第2楽章(30歳:ファウストのように)と、「イソップの饗宴」の2曲を演奏させていただきます。

28日、30日とも聴き応えあること間違いありませんし、おそらくアルカンへの世間的なイメージを大きく変えるような演奏会になるのでは、とも思います。ぜひぜひ、お出かけください! どうぞよろしくお願いいたします。

 

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