今年も半分

今日で藝大の前期の仕事が終わり。2015年も後半か、という実感が高まってきました。大学は4月からなんだから、もう前半終わりというのは早い気もするんですけど。しかしちょうどいい区切りなので、私にとっては明日からが今年の後半戦、ということに決めてしまおう。

前半戦の最後はなかなか盛り上がりました。調布音楽祭の熱も冷めやらぬつい先日あった、コーロ・ソーノ合唱団との「遊声」でのステージもまた熱かった。「遊声」会場となった昭和女子大の人見記念講堂というのは、中学高校時代の学校行事「音楽祭」の会場として使われていた思い出深い場所でした。実は私のいた時代は「ちょっと色々あって」その音楽祭で人見記念講堂をしばらく使えなくなり、渋谷公会堂や新宿文化センターなどを彷徨ったりもしていたのですが、現在はまた戻ってきているらしい。いずれにせよ懐かしいホールです。

曲目は詩・立原道造、曲・尾形敏幸による組曲『風に寄せて』。今回楽譜をいただいてはじめて知った曲だったのですが、これがまた若さの塊のような曲で、ピアノパートも伴奏然としたものではなくまるで協奏曲みたいな書き込み具合。

思い出のホール、瑞々しくもエネルギッシュな曲、そして何より合唱団の学生の皆さんの輝きにあてられて、ハタチ前後に戻ったような気分になりました。11月28日にはコーロ・ソーノの定期演奏会があり、そこでまた再演の予定です。次は私も更に良い演奏になるよう頑張りますので、今回聴けなかったという方もそちらもぜひお楽しみに。

さて年の前半戦終わって一段落か、というとそうでもない。今月26日には昨年もご一緒したオーケストラ・フィルハーモニカーとの協奏曲の本番が。モーツァルトの20番、23番の2曲を弾き振り! 初めての経験でわくわくしています。そして来月のSF大会に向けて新ネタも用意していかないと……。後半戦も張り切って参りますぞ。

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